仮面の秘密

2/40
前へ
/40ページ
次へ
それから私は刹那に事情を話して、前の木綿先輩のアパート、森先輩のアパートへと向かった。 本当はあんな所へ、二度と行きたくない! けど私は確かめずにはいられなかった。 「理香大丈夫? 辛くなったらすぐ言って、」 「うん、ありがとう刹那」 ……彼はすごく優しい。 私のことを心配して、こんな場所にもついてきてくれる。 本当は彼だって辛いはずなのに…… 麻衣ちゃんのことがあるから、こんな場所に来たいはずないのに。 それでも今だけ、彼の優しさに甘えることにした。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

147人が本棚に入れています
本棚に追加