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それから私は刹那に事情を話して、前の木綿先輩のアパート、森先輩のアパートへと向かった。
本当はあんな所へ、二度と行きたくない!
けど私は確かめずにはいられなかった。
「理香大丈夫? 辛くなったらすぐ言って、」
「うん、ありがとう刹那」
……彼はすごく優しい。
私のことを心配して、こんな場所にもついてきてくれる。
本当は彼だって辛いはずなのに……
麻衣ちゃんのことがあるから、こんな場所に来たいはずないのに。
それでも今だけ、彼の優しさに甘えることにした。
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