【第18話】星振る夜-1

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  「あー、ビールがうまいっ」 「お前ホント、おっさんだよな、中身」 中ジョッキを片手に幸せいっぱいの声を出した私。 それを呆れたように見てる、長瀬。 私たちは、プラネタリウムに向かう途中で見つけたお好み焼き屋さんに入っていた。 少し褪せたのれん。 古びた印象のテーブルと椅子。 紺地に白の模様が入ったクッション。 年代物っぽいメニュー。 だけど鉄板はきちんと手入れされていて。 勘で選んだ店だけど、期待できそうだと感じた。 .
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