【第18話】星振る夜-1

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  振り返らない長瀬の背中、それを眺めながら心の中で呟く。 こんな暴君を意識してた、なんて。 ここ最近の自分が馬鹿みたいだ。 どんな顔で会えば、なんて乙女思考、ぐしゃぐしゃにして取り消したい。 むしろ恥ずかしい。 穴があったら入りたい。 長瀬に会うまで私のなかに渦巻いていた、謎の緊張と不安。 そんなの全部、吹っ飛んだ。 .
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