【第18話】星振る夜-1

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  「すみませーん」 そう言って、私がさっきまでいた場所を、自転車に乗った若い男の子がすり抜けていく。 結構な、スピードだ。 「……危ねーな」 そう呟いた長瀬の声が、額の辺りをくすぐっていく。 自転車の車輪の音が遠ざかって、私はようやく冷静さを取り戻し、そして気付いた。 長瀬の行動は、私を守るためだった、と。 .

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