第一章『時間(とき)の流れ』

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ガチャン 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最悪な展開。なんで告白されたのにあいつはへらへらしてんだよ。ったく。」 部屋に帰ってきた響は藍華が告白を振らなかったことにイライラしていた。 「なんでだよ。ってゆーか亨理って小学校の頃から一緒って言うけど絶対同じクラスになったことないな。・・・・ん?まてよ。」 ガサガサ 小学校の頃の4年生のアルバムを開けたら・・・ 「あっ、やっぱり。そう言えば藍華と4年の時だけ離れたんだ。でも登下校ずっと一緒だったよな。???」 考え込んでる響の後ろに誰かが立っていて、 「ばぁっ!」 「うわっっΣ(゚□゚;)」 響は後ろにいた藍華にまんまと驚かされた。 「なにしてんの?」 藍華がアルバムを覗きこむ。 「ちょっと調べもの。」 響はせっかく藍華がきたのに照れて話せない。 「ねぇ、響相談なんだけど・・・」 急にテンションが下がる藍華。 「なに?」 落ち着いて聞く響。 「実はさっき、亨理くんに告白された。」
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