第二章『初めまして』

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♪~涙の数だけ君との思い出がある 好きだったのかもしれないあの頃の僕に 携帯から音楽が流れてくる 一組のカップルらしい男女が仲良く会話していた 「早く携帯出なよ。」 男子の方が携帯の音に気づき女子に教えた 「うん。じゃあちょっと待ってて。」 女子は今いた駅前の柱から少し離れたところで携帯をでた 「えっ・・・」 携帯から聞こえたのは思い出したいけれどだせない懐かしい暖かい優しい声 「あなた誰?」 女子のその質問を無視して電話の相手は言った 「待たせたな 藍華。」
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