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ヤマト オスの猫 年齢不詳(自分でもわからない) 世にも奇妙な三毛の毛並みを持つオスの猫。その珍しさは本人(猫)にとっても自慢である。猫のサイズとしては一般的なそれであり、大きさで何かしらの印象を抱く事はない。 喋る。猫なのに。しかも可愛らしい見た目と裏腹に、渋みのあるしゃがれた初老男性の声である。 性格は猫らしく自由奔放でのんびりや。だが、レンジ・シラタニに対する忠誠心は犬のようだとも言われる。高いところで昼寝をする事が大好きで、よくシラタニ家の塀で寝ている。 [ワンニャンアーミー]と呼ばれる力の持ち主。これはレンジ・シラタニによって付与され、名付けられた。ふざけた名称ではあるがその力もまたふざけており、地球産の兵器を生み出し操る事ができる。当初は石ころを数個出現させて操る事が限界だったのだが、能力が徐々に成長し、石は石斧へ、銅剣へ、青銅剣へ、と出現兵器が進化している。能力の対象は歩兵用の武器だけではないようで、多大な体力と精神力を消費する事で大型兵器も生み出せるようだ。 過去に野良猫と飼い猫の両方を経験している。まだ異世界へと飛ばされる以前、彼は生まれた当初は野良であったのだが、三毛猫のオスという珍種であったために保護され、飼い猫となる。だが、当の飼い主はヤマトをペットとしてではなくコレクターアイテムとして愛していた節があったために、ストレスを溜め込む毎日を送っていた。そんな時に突然異世界へと飛ばされてしまい、レンジ・シラタニと出会うのであった。 後にその能力を活かして、ヒノモト国内で武器商(どちらかというとアンティークショップ)を営む事となる。 能力で創り出した物を売るだけでなく、創り出した刀剣類を操って加工した物品も販売しているらしい。店の経営を始めて暫くした後、奇妙にも人間の少女が弟子入りしている。
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