これにて、2

4/7
前へ
/952ページ
次へ
シエラ・ホワイト 16歳 身長149cm 体重51kg 平均身長の高いこの世界ではそうはいない低身長。のわりには非常にグラマラスな体型をしており、アンバランスさが拭えない。彼女も戦闘系の学生であり筋肉質であるため、見た目よりも体重がある。髪の毛の色は白。光の当たり具合で銀にも見える。 引っ込み思案でおとなしい小柄な少女。それは過去に大切な人を自分の我儘で傷付けた事に由来する。その性格が拍車をかけたか、攻撃魔法全般が苦手。反面防御系、回復系の魔法に優れ、学生にして既に高レベルであった。 しかしあくまでもそれらは支援魔法にカテゴライズされるものであり、メインとなる攻撃魔法が苦手な彼女は名門七貴族のホワイト家の娘でありながら、周囲に落ちこぼれの烙印を押されていた。その所為で姉との関係は悪く、両親の心配が絶えない姉妹となってしまう。 幼い頃より精神に闇を負うことが多かった所為か、愛情表現が歪。恋慕を抱くも鈍感なブレイズに対し、それが現れてしまっていた。しかし魔族襲撃事件を経て想いを伝える事に成功し、互いの気持ちを通わせた今では愛情表現がストレートになり、異常行動は少なくなっていく。 後に起こるイリア内乱において、その防衛技術に特化した才能を、当時彼女の属する陣営を支援していたヒノモトの軍部に評価され、実戦に立つこととなる。 高度な治療魔法に加えて、余りにも広範囲かつ強固な守りとそれを応用したトラップの数々。その能力から[鉄の聖女]の二つ名で呼ばれ、[消えぬ炎]の異名を持つ炎帝と共に凄まじい戦果を挙げたという。
/952ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33598人が本棚に入れています
本棚に追加