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僕は、今心から後悔をしている。あの時、彼女に素直に気持ちを伝えていれば、良かったのに…。僕の名前は、杉山孝太。高校2年生。今から2年前、彼女だった木更津雅は、ある真実を知り、自殺をしてしまった。僕たちは、中学3年生の夏に出会った。親と一緒に夏の思い出作りとして、キャンプに行った。色んな人達が多く居た。その中に、僕の友達も来ていた。友達も僕も考えることは、一緒だな。ちょっと、可笑しくなって、笑ってしまった。
杉山「おーい、霜崎」
霜崎「ん?杉山じゃないか!」
霜崎晋司。ちょっと天然だけど、凄く頼れる親友。いつも僕を助けてくれるのだけど、ちょっとね。
晴海「やっほー!こんなとこで出会うなんて、偶然ね!」
晴海多恵子。少し周りとずれた人。皆のムードメーカーでもある。多分
佐崎「なんだ。杉山か」
佐崎憬甫。結構無口なタイプ。僕とは、あまり仲が良くない。何故か嫌われてるんだよな。
木更津「こんにちわ。杉山君は家族と来たの?」
木更津雅。話すのは今日が初めて。胸がドキドキする。このメンバーの中では、一番可愛い。
杉山「うん。家族と思い出を作る為にね」
木更津「そっか。家族想いなんだね」
篠崎「いや、きっと違うな。誰にも誘われ無かったから、親と来たんだろう。淋しい奴だな。ハハハ」
篠崎愛奈。口は悪いけど、根は良い人なんだよね。これでも生徒会長だからびっくりだよ。
狽原「篠崎そういう言い方はやめろ」
狽原イザラマ。父がイタリア生まれ。母は日本生まれのハーフ。学校では副会長なんだ。実に謙虚で頭が良い。色んな人の支えになってる僕の憧れの人なんだ。
篠崎「へーい」
杉山父「孝太。この人達は友達か?」
杉山「うん。そうだよ」
杉山父「おー、そうか。私は、孝太の父だ。よろしく」
友達皆「よろしくお願いしま~す」
杉山父「ん?そちらの女性は?」
杉山「え?…あ、木更津雅だよ。彼女がどうしたの?」
その時、嫌な風が吹いた…
その瞬間父の顔が変わった。
杉山父「孝太。戻るぞ。…良いから戻るぞ!」
杉山「え、あ、皆ごめん。また、あとでね」
この時の父の気持ちは分からなかった。あとになって分かることになってしまう。
そうこれがまさかの自分の運命を決めてしまう出来事だったのだ。
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