第1話

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嘘! …○エビア! 貴様はOLではなく不○産屋で勤めていたということなのか? ・・・ということは 「○エビア」ではなく 「ピタッ○ハウス ハイハイハイ」 だったのか! 今、気づいたが今日に限って化粧をしてきているではないか? 何故、今日は電車の中で化粧しないのだ! お前の日課だろ? そんな貴様はもはや○エビアではない! くそ!この殺意に似た感情は何なのだ! 全ては貴様が私のマイポジションに座るから歯車が狂ってしまったのだ! 私のマイポジションを返してもらうぞ。 まて私! 冷静になれ。 よくよく考えればこの電車は指定席ではない。 ここにいる全員が同じ乗車賃を払っている。 お金の権力でマイポジションを譲ってくれというのも何か違う。 言葉や暴力で訴えるのも違う。 落ち着け私!平常心だ! 何か対策を考えろ。 …気を紛らそう。 フーー そうだ! 今日は発売された○ンピースの最新刊を読もうと決めていたのだ。 私は○ャンプもテレビも見ない。 この日が来るのを半年間待ちに待っていたのだ。 今日はこれで勘弁してやる。 こう考えればいい。 毎日、唐揚げ弁当は飽きる。 たまには唐揚げ抜きも… ただの白ご飯じゃないか~! 落ち着け私! フーー 取り敢えず今は○ンピースに集中するのだ! よし!読むぞ! ・・・良い! 物語の運び方が完璧だ! さすが尾○先生! これならスッと物語に入っていけるし集中出来るぞ。 しかし、本日二回目の事件が勃発した!
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