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「朝までこうしてるか」
「嫌よ」
「俺は大歓迎だがな」
「私は嫌」
こんな風に抱き締められるの慣れてないもの。それに、今夜は一人で居たい気分なのよ。とても話す気になんてなれないわ。
「そうか、抱き締めるだけじゃ足りないか。気持ち良い事が良いんだな、分かった」
「きゃっ!?なっ、何するのよ!」
雷牙はニヤリと不適な笑みを浮かべると、私を背後へと押し倒し覆い被さる。
「何って、セックス」
「…ふ、ふざけないで」
至近距離まで顔を近付けられ、頬をさらりと撫でられた。
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