殺し屋ちーとへ…？!

嫌な予感しかしないのはなんでだろう。

「まさか。本当にお前はいい性格してるな。」

「いや、ただただ勇者が嫌いなだけ。」

さっきのがまた蘇ってきたのか神様は半笑して会話をしている。
宏は相変わらずのしかめっ面だ。

「お前たちには普通の一般人として転生させてやる。」

ほう、つまりやっぱり転生フラグはおれなかったと。
このまま輪廻に帰るのかと思ったわ。どうでもよかったけど。

「輪廻に返せばいいのにどうして？」

「面白そうだから。」

宏が疑問を投げかけた途端に返事が返ってきた。
即答すぎる。

「面白そうだから、か。
まあいっか。どうせよくあるファンタジーな感んじなんでしょ？神様？」

「あぁ。大正解。
魔法もありゃ魔王も魔物もクソみたいな勇者もいるぜ。」

けっ。みててつまんないったりゃあありゃしねー。
そう呟きながら神様が説明した。