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「あっ、えーっと、昨日、向坂君居残りで、デ、デートできなかったよね?」
「うん。」
「だから‥‥‥昨日の変わりに今日とかダメかなって思って。」
「‥‥‥‥‥‥。」
あれ、あたしなんか変だったかな。
てか、こーゆうのってうざいかな、わざわざここまで来ちゃったし。
「先輩。」
「っはい!!」
「もしかして、それ言いに来てくれたんですか?」
「‥‥うん。」
やっぱりうざかったかな‥‥‥
「あー、もう無理っっ」
「え???」
あたしの声とほぼ同時にチャイムが鳴った。
「もう終わりかよ。昼休み短かっ。」
いや、あたしに長い時間だったよ。
「先輩、帰り、教室で待っててください。」
「う、うん。分かった。
‥‥‥じゃあねっ、またあとで‥‥‥。」
そう言って、お互い、自分の教室に戻る。
あぁ、緊張したぁ、、、
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