第3章

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「あっ、えーっと、昨日、向坂君居残りで、デ、デートできなかったよね?」 「うん。」 「だから‥‥‥昨日の変わりに今日とかダメかなって思って。」 「‥‥‥‥‥‥。」 あれ、あたしなんか変だったかな。 てか、こーゆうのってうざいかな、わざわざここまで来ちゃったし。 「先輩。」 「っはい!!」 「もしかして、それ言いに来てくれたんですか?」 「‥‥うん。」 やっぱりうざかったかな‥‥‥ 「あー、もう無理っっ」 「え???」 あたしの声とほぼ同時にチャイムが鳴った。 「もう終わりかよ。昼休み短かっ。」 いや、あたしに長い時間だったよ。 「先輩、帰り、教室で待っててください。」 「う、うん。分かった。 ‥‥‥じゃあねっ、またあとで‥‥‥。」 そう言って、お互い、自分の教室に戻る。 あぁ、緊張したぁ、、、
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