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「そう。先輩だけの特別特等席。欲しくないですか？？」
‥‥はい、欲しいデス、、、
とは言えないから
「じゃあ向坂君にはあたしがよく見える特等席あげよっか？」
なんてふざけてみた
ら、
「ください。」
え？？？
あ、冗談ね。
冗談に冗談で返してきたパターンね。うん。
でも真顔で言うからびっくりしたぁ。
「先輩？俺、冗談のつもりないですよ？」
「‥‥‥。」
「先輩を見てられる特等席、欲しいです。」
「‥‥‥‥。」
「先輩は俺を見てられる特等席欲しくないんですか？？」
「‥‥欲しい。」
あたしも向坂君の素直さがうつってきたのかも。
「言いましたね？やっぱやめたとかなしですよ？」
「え？‥‥うん。でも特等席ってどういう意味‥‥‥」
未だに話しが理解できてないあたしは１人で困惑中。
すると、
「俺の彼女になりませんか？って事。」
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