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「りっちゃん、行ってらっしゃいってどこに‥‥‥それにもう授業始まるよ?」
「志穂は、頭痛くて保健室。」
「へ??」
「授業の事はあたしに任せて、志穂は屋上行ってきな。」
「‥‥‥いいのかな、、、てか、向坂君までサボってもらえないよ💧」
「大丈夫、大丈夫。もう呼んであるから。」
え‥‥‥?呼んであるって‥‥
「実はこの1週間、あたし向坂君と色々相談してきた仲だから。」
「相談‥‥‥?」
「まぁそこは気にしなーい。ほら、チャイム鳴る前に行かないと!」
「‥‥‥。」
「志穂!」
そうだ‥‥また逃げたらりっちゃんが言ったようにずっと今のまんまになっちゃう。
それは絶対に嫌だ。
「わかった。りっちゃんありがとう!行ってくるね!!」
「行ってらっしゃーい。」
りっちゃんのおかげでやっと決心がついたあたしはすぐに屋上に向かう。
屋上のドアを開けると、暖かい風が吹いてきた。
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