第4章

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すると向坂君は、 「ヤベーうれしい、俺の彼女になったんだ。」 独り言なのか、囁くようにそう言った。 抱きしめられてる体制で、喋られたら、耳元で囁かれてる状態になるから、あたしはすごく恥ずかしかった。 「ははっ、先輩、耳真っ赤。こんなんで真っ赤になってたら、この先どーするんですか?」 「‥‥‥‥‥‥。」 「まぁ、そういうとこ、好きだけど。」 「っっ////」 「ははっ、かわいー」 もうっ、そうやってすぐにあたしの事からかうんだからっ。 これじゃあ、どっちが先輩だかわかんないよ。 「先輩。今日から俺の彼女ですよ?わかってます?」 「‥‥‥わかってるよ。」 キーンコーンカーンコーン そこで1時間目が始まるチャイムが鳴った。 「あ、鐘鳴っちゃった‥これから授業戻る?」 「嫌です。」 やっぱり、、、 「じゃあこれからどーしよっか。」 1時間もすることないよね、、
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