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すると向坂君は、
「ヤベーうれしい、俺の彼女になったんだ。」
独り言なのか、囁くようにそう言った。
抱きしめられてる体制で、喋られたら、耳元で囁かれてる状態になるから、あたしはすごく恥ずかしかった。
「ははっ、先輩、耳真っ赤。こんなんで真っ赤になってたら、この先どーするんですか?」
「‥‥‥‥‥‥。」
「まぁ、そういうとこ、好きだけど。」
「っっ////」
「ははっ、かわいー」
もうっ、そうやってすぐにあたしの事からかうんだからっ。
これじゃあ、どっちが先輩だかわかんないよ。
「先輩。今日から俺の彼女ですよ?わかってます?」
「‥‥‥わかってるよ。」
キーンコーンカーンコーン
そこで1時間目が始まるチャイムが鳴った。
「あ、鐘鳴っちゃった‥これから授業戻る?」
「嫌です。」
やっぱり、、、
「じゃあこれからどーしよっか。」
1時間もすることないよね、、
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