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「おぉ、大雅。帰ってたのか」
「おう。ついさっき帰ってきた」
いま俺と話してるのは親父だ。男には珍しい天然みたいな性格をしている。正直多だのバカだ。
「大雅。お前にいいニュースがあるが、聞きたいか?」
「……本当にいいニュースなのか?」
「もちろんさ」
こう言うときの親父は決まって変な事を言い出すんだからなぁ…あんま期待しない方がよかったな。
「これを見ろ!!」
そう言って親父は一枚の紙切れを取り出して俺に見せつけてきた。
「なんだそれ…?」
俺は親父から紙を受け取り内容をよむ
「"私立陽時櫂高等学校"?………願書提出だけで合格!?」
「ふっふっふ…だから言ったろう!!いいニュースであると!!」
親父は自慢げに胸を張る
「これで滑り止めの高校に全部落っこちた大雅も高校に行けるぞ!!」
「マジで!?」
この時に俺はやめときゃ良かったんだよな~…まあ、後の祭りだがな。
「あれだろ?どうせ何かあるんだろ?条件みたいなの…」
「いや、それがな…なんと寮生活をするだけでいいらしいんだ」
この条件を聞いた途端に俺は有頂天になったな…
で、願書送って、場所聞いて、はい現在な訳です。
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