第1話

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「おいおい…嘘だろ…」 バスが止まり、俺が降りた所はもう……何ていうか……ねぇ?……生き物いんの?……あ、いた…け…ど……気持ち悪ッ!! 「ちょ、ちょっと運転手さ…て、いねぇ…音もなく去りやがった…」 「あー……学校探すしかない…のか…なぁ…」 俺は重い足取りで学校を探し始めた 「これか……意外にでかいな…」 そこは西洋の城のような建物があった。てかあまりにもでかすぎて見え見えだったんだけどな。 「ご丁寧に"入学者はコチラ"なんて紙はってらぁ…」 門の横に紙がはってあり、そう書いてあった。 そしてその紙が示している方へ行くとかなりの人が既に来ていた 「意外といるな…こんなとこに来るとか…俺並みの頭脳の持ち主達か…」 すると後ろから不意に声をかけられる 「あの…」 「はい…なんで…す……」 言葉が止まる。それはそうだろ!めっちゃ可愛い女の人が声をかけてきたんだぜ!?それはもうやばいって!! 「おおおお俺によよよよよ用ですすかッ!?」 「だ、大丈夫ですか?」 「だだだ大丈夫ッスよ!!」 やばい!!俺、女の子に対しての免疫無さすぎ!! 取り敢えず落ち着かなきゃ!…………… 「あの…」 「よし……それで、何か用なの?」 「あ、はい。ここに入学するために来たんですけど…人が多すぎて…」 「……迷ったと?」 「はい…」 「あぁ、それなら大丈夫。ここにいれば何とかなるっしょ!!」 「そう…ですか?」 「おう♪」 ふー…なんとか対応できた… 「てか、何で俺に話しかけたの?」 「……この中で一番話しかけやすそうだったから…」 「あー…なるほど…まあ確かにこの中だったらね…」 ……ちょっと期待しましたけど何か?カッコよかったと言ってもらえると期待しましたけど何か? とまあ、俺の事は置いといて…周りを見渡すとそりゃー話しかけずらそうな輩がたくさんいますね。ま、そう思うのも無理ないか…
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