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「ごめんね…。携帯、学校に忘れてきちゃったみたいなの」
『そうか…、それならいいんだけど』
ホッとしたような理紫の声。
…良かった。私、普通に話せてる。
金曜日の夜、携帯が繋がらないことに心配した理紫が家の電話にかけてきてくれた。
…携帯はまだカバンの中に入っている、昨日から電源を切ったまま。
きっと、菜花も心配して連絡をくれてる筈だけれど。
「それより、すごいね!理紫、またゴール決めたね!」
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