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「俺らがここで心配しても仕方ないって。
あいつを信じて、良い方向に向かう事を願うしかない。」
呆れた顔をして苦笑しながら、アヤが私を優しく諭す。
しかし私の口からは、アヤの言葉に納得する返答は出てこない。
「そうだけど・・・。でもねぇ・・・。」
ぶつぶつ言いながら麦チョコを頬張る私に、アヤがしびれを切らしてこう問い掛けた。
「なぁ・・・。
都那が俊哉の事をそんなに心配するのは、自分も離婚を経験しているからなのか?」
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