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「えっと・・・、そうなの。
表面上は協議離婚って事になってるけどね。」
私がそう答えると、アヤは不思議そうにこう聞き直した。
「それじゃあ、どうして離婚に至ったのさ?
だって都那は、旦那の事が好きなままだったんだろ?」
アヤにそう聞かれ、私は返答に困った。
説明すればきっと長くなるだろう。
一言でいえば、「仕方ない」という言葉にしかできない。
だけどそれでは、アヤはきっと納得しないと思う。
「まぁ・・・、今度詳しく話すよ。」
私はそうはぐらかし、再びぽりぽりと麦チョコを頬張った。
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