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「へぇ~、まさかうちの北谷と息子さんがお友達とは。
本当に偶然ですね。」
出されたお茶を飲みながら、中塚課長が俊哉と私の顔を順に見る。
「ええ。そうなんです。
以前より息子から都那ちゃんの話は聞いてましたけど、まさか今回一緒に来て下さるなんて。」
「これも何かの縁でしょう。
是非前向きにご検討願います。」
中塚課長は俊哉のお母さんと話している。
私と俊哉は何も言葉を交わさず、会話が終わり本題に入るのをただじっと待っていた。
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