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「へぇ~、生命保険って一言で言っても色々あるんですね。
今までは妻の紹介で入ってたから、こうやって自分で内容を見てみるとよく違いがわかります。」
俊哉は興味深そうに資料を眺めている。
私の手前もあるからだろうけど、彼は保険の加入に前向きな様子を見せていた。
「少しお時間を頂いてもいいですか?
今月の下旬までにはお返事しますから。」
そう言いながら俊哉は私の方をちらりと見た。
「是非よろしくお願いします!」
私は笑顔を作りながら、わざと畏まって頭を下げた。
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