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一度は私の助太刀を断ったアヤだが、きっと彼も自分1人では賄いきれない事をわかっていたのだろう。
真乃ちゃんが入院した次の日、アヤは申し訳なさそうに電話を掛けてきた。
「都那、一度断っておいて悪いんだけど・・・。
週末だけでいいから、ホールの仕事を手伝いに来てくれないか?」
「・・・いいよ。」
快諾するのはなんとなく癪だった。
だけど私の本心は、アヤが自分を頼ってくれた事に喜びを感じている。
早速私は次の金曜日の夜からNi-naのホールに立ち、ウェイトレスの真似事のような手伝いを始める事になった。
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