彼が去った理由

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「アヤ、これはどこに運べばいい?」 カウンターに置かれた生パスタの皿を手に持ち、厨房で調理に掛かりきりのアヤを呼ぶ。 彼は忙しそうにピザのトッピングを生地に並べている。 「窓側にいる外国人たちの所に運んで。」 「わかったよ。 じゃあ、こっちのサラダは?」 「あっ、それも同じテーブル。」 「了解~。」 私はパスタが盛られた皿とサラダボウルを持ち、窓際の席で盛り上がっている外国人たちの所へ届けに行った。
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