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見てりゃわかる、とか言うけど。
異性に好みのものを言い当てられたことなんて、なかった。
この場合……さすが長瀬サマ、とでも言えばいいんだろうか。
それはそれで何だか、苦々しく思ってしまう自分もいるんだけど。
そんな私に長瀬はにやり、意地悪な顔をして笑った。
「ま、いかにも可愛らしいタイプより、こっちのがキャラに合うよな」
「……悪かったわね」
少し膨れた私を楽しそうに見ていた長瀬は、ピアスを手にレジへと向かった。
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