【第19話】星振る夜-2

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  「ほら、こっち向け」 「はっ?」 「付けてやるから」 取り出したピアスを揺らし、長瀬は私の頭を捕まえようとする。 どうやらそのピアスを私に付けようとしているらしい、と気付くと妙に焦った。 ……そんなことされたら、何だか、どうしていいかわからない。 何より、恥ずかしくていたたまれない! そんな思いで頭を振る。 「そんな、いいよ、自分で……」 拒否しようとした私の頬を、長瀬の指が捕らえた。 .
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