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「あるんじゃねーの? 邪魔なものが多くて見えねーだけで」
「そー、かな?」
「そーだろ。すげー昔から、たぶん変わらずにずっとあるんだよ」
「見えないのにねー……」
「関係ねーんだろーな。見えてようが見えてなかろうが」
「そっかー……」
見えてようが、見えてなかろうが。
関係なく、ただ光り続ける星。
それは、何かに似ているような気がした。
私たちはどうして星空に、こんなに惹き付けられるんだろう。
そんなことを思っていたら、長瀬が大きく息を吐いて、頭の後ろで手を組んだ。
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