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せっかくだから、もうちょっと飲みたいなあ。
その気持ちは同じだったようで。
二軒目は何となく、私の家に決まった。
酒屋はとっくに閉まっている時間。
近くのコンビニでお酒を買い込んで、もうお腹は膨れているのにおつまみなんかもいろいろ選んで。
少し酔いは醒めているものの、お酒が入ったテンションは保ったまま、私たちは上機嫌で帰途についた。
家に入る、瞬間。
何だか少しだけ、緊張したのは私の心の中だけのこと。
いつものように飲んで、食べて、くだらない話で笑ったこの夜。
満たされた気分に浸れているのは、きっと、長瀬といるからだ。
こうやって過ごせる距離を、保っていこう。
改めて決心して、私は大いに飲んではしゃいだ。
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