【第19話】星振る夜-2

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  私は長瀬の方を見て、小さく頭を下げた。 「ありがとね、長瀬」 「ん? 何が?」 「誘ってくれて。ほんと、良かった」 へへ、と笑った私に、一瞬驚いた顔をした長瀬の頬が緩む。 本当に、素敵な時間だった。 今まで来なかったことをもったいなく思うほどに。 視界を埋め尽くす星空の輝きは、目に焼き付いている。 余韻に浸っている私に、長瀬が視線を先にやった。 .
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