彼女のホンネ

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「俺、ちゃんと前を向いて生きていくよ。ありがとう」 「いいえ、どういたしまして~」 !!!!!!!!! 勢いよく振り向くと、あいつがいた。 あのクリスマスイブの時と寸分たがわぬ姿で。 「なんでここにいるんだ!!!」 俺が叫ぶと、女はケロッとした声で言った。 「え?ぶっちゃけ、ずーっといるんだよね。私」 ??????? 意味が分からずパニックになる。 ずっといる? は?どこにいるってんだ? 「だーかーらー!面白そうだから、貴方にずーっと憑・い・て・る・の♪」 な…なんだってえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!! 「て…テメェ…!!!」 俺がわなわなと震える姿を姿を面白そうに眺めながら、 「大丈夫!神様に許可貰ってるから、ただ取り憑いてるんじゃなくて守護霊的なものになってるよ~。喜んでくださーい」 と言い放つ女に、俺はとうとうプチっときた。 「テメェみたいな童顔・幼児体型の女子大生なんかこっちから願い下げだ!ド畜生!!!!!」 おわり。
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