第1話

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そんなときに発令されたのが、“復讐法”だった。 ただ睨みつけることしかできなかった俺に あいつ等に俺と同じ苦しみを味わわせる権利を与えてくれた。 でも本当はよく分かってる。 復讐なんてしたところで母さんも弟も帰ってこない。 復讐からは何にも産まれないって… 一瞬でも復讐なんて考えた自分を恐ろしく思った。
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