0人が本棚に入れています
本棚に追加
まばゆい太陽が打ち付け、そこには誰もいない。
舞香は素足で、その砂浜を歩く。貝殻を拾ってみた。
特に何か変化はないようで、その貝殻を手に持って
奥のほうまで歩いて行く。
一人の男が横たわっている。
だいぶ衰弱しているようだ。
水でもあげないと、死んでしまう。
そう、舞香はとっさに思ったが、飲み水は辺りを
見渡しても見つからない。
緩い海岸線の岩屋の陰に澄んだ水が溢れ出して、
森の中へ注いでいる。
舞香はその水を一口含んで確かめると、
手に持っていた貝殻に水を汲む。
溢れないように慎重に手に持ち、男の倒れている
場所まで戻る。
舞香は男の背を起こし、その男の口に貝殻を寄せ、
水を飲ましてやる。
男はみるみるうちに快復し、血流も良くなり、
静かに目を開けて舞香を見つめる。
良く男の顔を見ると直也だった。
直也がすぐさま立ち上がり踊り始める。
舞香は唖然と直也を見つめる。
「直也、どうしたの? 急に……」
舞香が声をあげると、レイコがいきなり立ちはだかり、
直也の服を脱がし始める。
「やめてよ、レイコ」
舞香が叫ぶがレイコはやめない。
「ちょっと、何しているのよ、レイコ」
再び叫んでみたが、レイコと直也は知らん顔で、
レイコは夢中で、直也の男性自身をしゃぶり続ける。
天を仰ぐように直也は男性自身をそそり立たせ、両手を太陽にかざす。
「信じられない……」
最初のコメントを投稿しよう!