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「はい、天ちゃん。あっちでネンネしようね」
流星のお母さんは愛梨奈から赤ちゃんを抱き上げ、頬擦りをした。幸せな光景。
私達もこんな風に両親に育てて貰ったんだね。
愛梨奈と流星のラブラブな様子を見つめながら、アランのことを考えていた。
私とアランは二人みたいに、仲良く会話を交わしたり、触れあったりすることは出来ない。
だけど保健室でアランが私に言ってくれたことは、本心だと信じている。
だから…寂しくても我慢するね。
大好きなアランを、学校で見ていられるだけでいい。
別れても、私達の気持ちは…
変わるはずはないから。
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