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「疑ってごめんなさい。わぁー可愛い。赤ちゃん抱かせて」
「うん、いいよ。とにかく上がれよ。お袋今寝てるけどな」
「はい、お邪魔します」
私達は流星の家に上がり込む。流星の家は玄関が二つあり、一階は祖父宅で、二階が流星の家らしい。
広いリビングに入ると、二階の窓から明るい陽が射し込んでいた。
愛梨奈はソファーに座ると、泣いている赤ちゃんを器用にあやした。
赤ちゃんは愛梨奈の腕の中で安心したように眠り始めた。
「星野、赤ちゃんあやすの上手だね」
「うん、小さな子供大好きなの。可愛いもん」
赤ちゃんを覗き込む流星と愛梨奈は、すごくいい感じで、まるで未来の二人を見ている気がした。
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