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「はい、母も元気です」
「そうよかった。今度美紅さんと一緒にいらっしゃいね」
「はい」
「あなたが愛梨奈ちゃん?例の丸坊主事件の?」
「お袋、うっさい!」
「確かに、丸坊主にするだけの価値があるわ。流星には勿体ないくらいのお嬢さんだわ。嬉しいな、こんな可愛い娘が出来るなんて」
「娘?」
「そうよ。流星と結婚したら、私の娘も同然。宜しくね愛梨奈ちゃん」
「あほ、気が早いんだよっ!」
「そう?こんな可愛い子、もう見つからないよ。流星チャラチャラしてないで、しっかりしなさい。逃げられちゃうよ」
「チャラチャラしてねぇし」
さすがの流星も母親には弱いらしく、顔を真っ赤にし反論している。意外と純情なんだ。それくらい愛梨奈が好きってことかな。
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