【第20話】新しい波と不穏な気配

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  本心だった。 A案は本当に、文句の付けどころがないくらい素敵だったし。 再プレゼンになるよりは全然良い。 ただ、ちょっと、悔しかっただけ。 「そんな拗ねんなよ。あれは単純に、向こうのオーダーに合ってたってだけだろ」 「わーかってるわよ。さーて仕事仕事、っと」 ふん、と息を吐いて、自分のMacに向かう。 長瀬が浅く笑ったような気がしたけど、気にせず作業を開始した。 .
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