序章 黒の魔王と七人の戦士達

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序章 黒の魔王と七人の戦士達

銀河系の何処かに存在するポケモンしか住んで居ない惑星「マスタープラネット」 この星には表の世界「ミール」と闇の世界「ツワントワール」の2つの世界が存在している。 両世界の間にはお互いに干渉し合ってはいけないという暗黙の了解があった。 しかし200年前、闇の世界の王・ダークライのバヲヴはその禁忌を破り、美しき世界・ミールを自分の領土とすべく、大勢の手下を率いてミールへ侵攻してきた。 魔王軍の屈強さに抵抗も虚しく次第に追い詰められて行くミールの住人達…… もうミールはお終いだ…… 誰もが諦めかけたその時、ミール最後の希望として七人の若者達が立ち上がった。 だが、相手は数千もの手下を率いる軍隊。 戦力の差は歴然、たった七人で魔王軍に挑むなんて無謀過ぎる……誰もがそう思った。 しかし、月の女神セリスを筆頭とする七人の若者達の力は魔王軍を凌駕し、魔王軍の兵士達を薙ぎ倒して行く。 死闘の末、遂に魔王バヲヴは敗れた。 七人の若者達は二度とこのような事態が起きないように、皆の力を振り絞り"断空の大剣"を生成し、その大剣で魔王バヲヴの魂を7つに分離し"ナイトメアの鍵"としてミールの大陸7ヶ所にそれぞれ封印した。 魂を抜かれ抜け殻となった魔王バヲヴの本体を闇の世界の果てへ封印し"断空の大剣"で闇の世界の入り口を封じた。 その後、約200年もの間、表の世界と闇の世界は互いに干渉し合う事は無かった。 その間、七人の戦士の一人・アルバートは"白の警備隊"を創立し、この世の平和と秩序を守る事を決意する。 白の警備隊の活躍もあってか、世界を揺るがす様な事件は起きず、平和な日々が続いた。 しかし、200年の時を経て謎の男の手により、断空の大剣が抜かれてしまい、闇の世界の入り口が開いてしまった。 その好機を闇の世界の住人達が逃す筈は無く、魔王・バヲヴの復活を願う魔王軍の残党達が魔王バヲヴの力を封じ込められたナイトメアの鍵を破壊すべく、表の世界へ侵入して来たのだ。 残党と言えども魔王軍の力は凄まじく、永遠だと思われていた表の世界の平和な日々に突如終止符が打たれたのだ…… 月日は流れ、5年後の世界で表と闇……2つの世界の戦いが再び始まろうとしていた…… この物語は闇を打ち滅ぼす為に戦う正義の戦士達の物語……
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