真夜中の訪問者

6/35
前へ
/35ページ
次へ
どこまで書いたらいいのか戸惑いつつ文を考える。 入院していて約束が守れなかったことを簡単に書いて送信した。 約束の日にはまだ意識がなかったから。 すると驚くほど早く返信が。 携帯を置く隙もなかった。 「早っ」 弥生も驚いている。 「小沢先生、仕事しないで携帯握りしめて待ってたんじゃないの?」 「まさか……」 本当にそうかもしれないと私も思ったくらい早くて。 .
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

603人が本棚に入れています
本棚に追加