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「……あっ、すみません、こんなの……私のワガママですよね、ごめんなさいっtん」
しゅん、としながら言う御園さんの声が、どんどん小さく弱くなっていく。
同時に、まるで私が悪いことをしたみたいだ、なんて思うくらいに、心が重くなっていく。
「い、いえ……」
確認するまでもなく、私の顔は引き攣っていただろう。
何とか絞り出した声がそれを物語っている。
しばらく気まずい沈黙が流れたあと、内藤さんが重い口を開いた。
「……羽村さん、ちょっと聞いてもいいかな？」
「は、はい」
「長瀬さん、というのは……羽村さんの、先輩か何か？」
「いえ、」
「長瀬さんと羽村さんは同期だそうです」
私が言おうとした台詞を、素早く奪ったのは御園さんだった。
唖然としている私に目もくれず、内藤さんの方を向いたままの御園さんが言う。
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