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暗い空間で凶弥は独り呻いていた。
凶弥「許さねぇ!あいつら!殺してやる!殺してやる!よくも、よくも結花を!あぁぁぁ!!」
空間に凶弥の声が反響する。
「落ち着きなさい。」
凶弥「誰だ!
「貴殿方が言うところの神・・・ですね。」
凶弥「神・・・だと?ふざけるな!神がいるならあの状況をどうにかしやがれ!」
「それについてお願いがあるのです。」
凶弥「何?」
「もし、この願いを聞いて下さるなら・・・貴方の大切な人を生き返らせましょう。」
凶弥「本当か!本当に結花を!」
「聞いてくれますね?」
凶弥「ああ!」
「実の所、あの化け物はシュン・セツナと言う人物のせいで現れたのです。私にもどうにも出来ない程に彼は強力なのです。故に貴方にその者を殺してほしいのです。」
凶弥「シュン・セツナ・・・そいつのせいで結花は・・・殺してやる!そいつを・・・シュン・セツナを!」
女神は妖しく微笑み、凶弥は復讐の刃をシュンにセットした。黒い復讐者が牙を向く。
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