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「…ククク………ハァーッハッハッハッハッハッ!!」
街の中央にそびえ立つ超高層ビルの屋上で男は狂ったような笑い声をあげ、天を見上げる。
「…ヒャハッ…………あーぁ、クソつまンねェ世界だなァ……だからよォ……壊しちまっても、良いんだよなァ?」
一頻り笑い声をあげていた男は不意に口を紡ぎ、広げていた両手をだらりと下げる。そして男は天に問う。"退屈な世界は壊してしまっても良いのだろうか?"と。
当然ながら、男の問いに答えるものは居ない。しかし男は自らが望む答えを得たかのように口元を歪める。
「さァ……楽しいパーティーの幕開けだ…………!!!」
男の言葉に呼応したように、街中に大きな鐘の音が響き渡る。
12月24日 午前0時。
この日、世界は崩壊した…………
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