人と狼

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彼の少し後ろをついていく 「ねぇ、何て呼べばいい?」 会話のない静かな空気を変えたくて声を発した 「好きに呼べよ、俺も勝手に呼ぶから」 「分かった...じゃあ笹原君で」 ...会話終了 そして職員室につくと彼はさっと消えた 「失礼します」 職員室に入ると誰もいなかった 騒ぎの収拾に行っているのだろうか とりあえず、いないならすることはないので教室に戻った 授業は自習になっていた 微かにピアノの音が聞こえた
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