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そんな事をしているせいか人だかりが出来ていた
そして、頭を下げる彼と私の間を別のイケメンが通っていった
「優斗!今謝ってんのに!」
「あ…後ろ、詰まってますよ」
零華さんの少し強い声にも臆せず去っていく
「…ったくあいつは」
呟くのと同時に零華さんの後ろから別の声が
「零、行くぞ」
その声に表情が明るくなり、この二人は付き合っているんだな、とすぐに分かった
「今いく」
少し離れているのにも関わらず、すぐそこにいるような声量で返す
「じゃあ、後で、校則は読んでおいてね、何かあったら声かけて」
彼氏さんの元に行くとどれだけ好きか、いや、愛し合っているか伺えるほどくっついていた
彼氏さんは一見クールそうだが、そうでもないみたいだ
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