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「気にはなるんだけど…。」
「……。」
レベッカからなんだか聞いてはいけないオーラが出てる気がする
俺はそう感じながらレベッカを見つめていた
「リュウ。さっきからレベッカを見つめて、どうしたニャ?」
レベッカを見つめているとルンが俺の顔を覗き込みながらそう言った
「うわあっ!」
いきなり顔を覗き込まれ俺は慌てて後ろに下がった
そのとき
ガツンッ
「ぐぼぁっ!」
どこからか鈍い打撃音と若い男の苦痛の声が聞こえた
「な、なんだ!?」
「リュウ!行きましょう!」
「お、おう!」
そして俺たちは声のした方に向かって走り出した
――――――――――――――
賢者の祠の前
「キャッキャッキャッ~!死ね死ねぇ~!」ビュッ
「ぐおっ!」バシィッ
なんやねんこいつ…めっちゃ強いやんか…
この[選ばれし若者]であるシュルツ様がコテンパンに伸されるなんてアホらしい話やな…
「キャッキャッキャッ~!トドメだぁ~!」
「くそっ…!」
俺が死を覚悟したときだった
「だぁあああありゃああああ!」
青い髪の男と美少女二人の計三人が飛び込んできた
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