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「ふぅ…。中々見つからないな…。本当にこの村に選ばれし若者なんているのかな…。」
選ばれし若者を探して六時間
小さな村なのに見つかる気配もない
「俺にいったいどうしろと…?」
俺は自分に問いかけた
もちろん答えはわからない
「もう、いっそのこと女の子探してみようかな…。ん?まてよ…、そういや女の子は調べてなかったな…。」
俺は女の子は誰も探してないことに気づいた
「そうとわかれば探すだけだ。」
俺はそう言うと探し始めた
それから三時間が経った
「おかしい…。村の女の子は皆確認したはず…。なんで見つからないんだ…?」
俺は無念のあまり頭を抱えた
「あのー。あなたはリュウさんですよね?」
俺が頭を抱えていると
誰かが俺に話かけてきた
「ん?」
不意に声をかけられ
俺は声のした方を振り向いた
そこには
「こんにちは。」
雪のように白い肌と
林檎のように赤いほっぺが
特徴的な女の子がいた
黄色くて長い髪がとても綺麗だ
「こ、こんにちは。」
俺はぎこちない挨拶を返した
「えっと…。青い短髪に整った顔…。間違いない…、この人が選ばれし若者…。」
女の子は俺の顔を見るなりそう言った
ん?選ばれし若者…?
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