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「あのー。もしかして、君も[選ばれし若者]か?」
女の子がつぶやくのを見て
俺は女の子に尋ねた
「そうです。ん?君もってことは、やっぱりあなたが[青髪のリュウ]ですか?」
「えっと…。確かに俺はリュウだけど、そんな名前がつけられてたんだな…。ま、たぶん合ってるぞ」
俺はなんだか恥ずかしくなった
青髪のリュウ…か…
まるで称号だな
「やった!やっと見つけた!」
俺がそんなことを思っていると女の子は喜びだした
「あ、申し遅れました!私の名前はレベッカ。あなたと同じ[選ばれし若者]です。よろしくね。」
女の子…レベッカはそう言うと手を差し出した
「ああ、よろしくな。」
俺はそう言うと差し出された手を握った
その手はひんやりとしてなにか気持ちいい
それにしても
選ばれし若者か…
本当にいたんだな…
「あのー…。勢いで握手したのはいいんですけど、恥ずかしいです…。」
「ん?あ、ごめん!」
レベッカに言われ俺は慌てて手を離した
「さ、気を取り直して他の[選ばれし若者]を探しに行きましょう。」
「ああ、行こうか。」
そして俺たちは残る三人の選ばれし若者を探すことにした
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