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「……?私、何かマズイこと言いましたか…?」
俺が狼狽えているとレベッカが俺の顔を覗き込みながら尋ねてきた
「な、何でもない!だ、大丈夫だ!」
俺は少し挙動不審になりながらレベッカにそう応えた
うん、この娘はきっと男の性(さが)なんてものは知らないだろうし俺が今どんな気持ちかわからないだろうな…
でも、だからと言って何かやましいことしようとか言ってるわけじゃないんだし、きっと大丈夫だ…
「そうですか。それじゃ、行きましょう。」
「あ、ああ。」
そして俺とレベッカの二人は
俺の家に向かって歩き出した
その道中でのことだった
「ねぇねぇ、そこのお兄さんとお姉さん。」
赤い髪の知らない女の子に話かけられた
なぜか猫耳がついているのかが気になる
「「はい……?」」
俺とレベッカがハモったことはさておき、いったいなんなんだろう
「えっと…。もしかして[選ばれし若者]かニャ?」
女の子は俺たちにそう聞いてきた
…語尾に「ニャ」って…
可愛過ぎだろぉぉおおおお!!
「リュウ!?なんか変なオーラが出てるよ!?」
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