◇◇ 第7章 恋から愛へ…… ◇◇

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洗い物をして、食後のコーヒーを淹れる。 「松本部長、コーヒー入りました」 暫しの沈黙…… 「ふたりの時は、その部長って言うのやめないか?」 「えっ?そ、そうですね。では、松本さん……とか?」 「違うだろ?ほらっ、あれだよ」 あっ赤くなった! 照れてる。 ウソーッ!松本部長が照れてる! 「あれって?」 いじわるそうに笑ってみる。 「璃子、後でお仕置きだからな」 きゃっ新たな松本部長発見!照れてる顔も、とってもステキ…… でも、あんまり調子にのると後が怖いので。 「かっ、和也さん……でいいですか?」 言ってるあたしも赤くなった。 「あぁ」 たった名前を呼ぶだけで、恥ずかしさが込み上げる。まるで高校生カップルみたいだった。
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