◇◇ 第7章 恋から愛へ…… ◇◇

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支度を済ませ、和也さんとあたしは、玄関へ。 靴を履いてドアノブに手をかけたら、また抱き寄せられた。 抱きしめながら、耳元で囁く。 「寝顔……かわいかったよ」 真っ赤になるあたしを見ながら、そっと優しくキスを落とした。 チュッ……クチュ…… そのままギュッと抱きしめる。 あたしもたまらず和也さんの首に初めて手を回した。 唇が離れる。 「璃子……俺、仕事行けなくなる」 「ごっごめんなさい」 クスッとふたりで笑いあう。 「璃子、また明後日」 「はいっ」 見つめあいもう一度キスをして、玄関を出た。    
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